2013年度 次世代リーダー育成 「チャレンジ・プログラム」
成城大学 共通教育研究センター 勝又あずさ 第1期MOSTフェロー
大学で培った学び(専門科目・キャリアデザイン科目はじめすべての学び)と経験(部活動・アルバイトをはじめすべての経験)を活かし、個々に課題を設定。個々の課題の解決に、まずはチームとしてテーマを設定し、その解決策を練り、その成果をプレゼンテーションする。(プレゼンテーションは一般公開予定。「就業力育成・認定プログラム評価委員会」により、優れた履修生には「EMS*認定証」を授与し、中でも極めて優れた履修生には「学長賞」を授与する。) * EMS:Excellently Motivated Student
メンバーのコミュニティ・オブ・プラクティス(相互成長の場)をベースにダイアログ(対話)を重視。時には円になって、時には自由に動きまわりながら議論をしたり、学内施設、PCやタブレットをはじめ様々なツールも活用。自由な空間でメンバーが意見を交わし可能性を拡げ、そこから新しいものが生まれる「場」を全員で形成していく。他大学にもない新しいスタイルの授業を履修者が創造し、その成果を学外に発信していく。
■チームワーク
オリエンテーションにて
本科目におけるチームワーク4セッションについてガイダンス
これまでの学び・実践を意味づけ1分間でプレゼンテーション
それをもとにミニダイアログ→リフレクション
宿題1→「わたしはこんな課題に取り組みたい」 新聞記事などもクリッピングして持参
チームワーク①
宿題の「わたしはこんな課題に取り組みたい」をもとに2分間のプレゼンテーション
チーム編成(4チーム)ゲーム
チームのテーマを決定
宿題2→「自分たちの課題を具体的に掘り下げ洗い出す」
チームワーク②
宿題の「自分たちの課題を具体的に掘り下げ洗い出す」をもとに全員で洗い出す
チーム間で共有・発展 ワールドカフェ
宿題3→「その課題が自分たちにどのように影響するか」
チームワーク③
宿題の「その課題が自分たちにどのように影響するか」をもとに学生の我々自身ができること洗い出す
何ができるか、どう対処するかをチームとして考える。
宿題4→「個人として何ができるか」についても考える。
チームワーク④
宿題の「個人として何ができるか」を共有する。
チームとしての課題、その具体的なキーワード、おかれている状況、チームとして、個人として
それぞれの方向性と、具体的に何ができるか、どう対処するか整理する。
宿題5→プレゼンテーションの準備(全員で)
■コースの基本情報
link⇒ 授業概要資料
■成城大学におけるキャリア教育について
成城大学は文系4学部(経済・文芸・法・社会イノベーション) 11学科で構成。学生数は約5,000名
教育理念は、「所求第一義」、「個性尊重」。学園はあと4年で100周年を迎える。幼稚園から大学院までが、ここ世田谷区成城のキャンパスの中に集結。人生長い目で見た「キャリア支援」、職に就くといった「就職活動支援」、そして、社会を生き抜く力を育む「キャリア教育」を、共通教育研究センター(学部をまたがる横串組織)とキャリア支援部が連動しながら、学内外と連携も図りながら展開をしている。
キャリアデザイン科目一覧
キャリア形成概論Ⅰ キャリア形成概論Ⅱ スタート・プログラムⅠ(街づくり) スタート・プログラムⅡ(商品企画) スタート・プログラムⅡ(成城ツアー) スタート・プログラムⅢ(起業) 時事英語Ⅰ 時事英語Ⅱ ワークライフバランス論 キャリアモデル・ケーススタディ 業界企業分析論 職業選択論 時事問題研究 就業力実践(経済・会計・法律) グローバルビジネス論 チャレンジプログラム キャリア形成論Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ (2013年度 計34科目 開講)
*特徴としては、大学4年間を成長段階にあわせて体系化。前期に理論と後期に実践を繰り返し体得。地域、企業、卒業生、学園内と連携を図る。
■コースの基本情報
対象者 全4学部 3年次
単位数 2単位(後期) 計14回
開講時期 2013年9月~2014年1月 木曜5時限 16:20-17:50
履修者数 18名(聴講生2名含む)
link⇒ 2013年度シラバス
■授業の内容
「成城大学 就業力育成・認定プログラム」における提案型プログラムの核となる新しいスタイルの授業です。科目名のとおり、まさにチャレンジ!、これまでの活動の集大成としてみなさんの底力を発揮してください。大学で培った学び(専門科目・キャリアデザイン科目はじめすべての学び)と経験(部活動・アルバイトをはじめすべての経験)を活かし、個々に課題を設定します。個々の課題の解決に、まずはチームとしてテーマ*を設定し、その解決策を練り、実践・成果のプレゼンテーションを行ないます。(このプレゼンテーションは一般公開します。さらに「就業力育成・認定プログラム評価委員会」により、優れた履修生には「EMS**認定証」を授与し、中でも極めて優れた履修生には「学長賞」を授与します。) *テーマ例:グローバル化、女性の働き方、社会に求められる力、行動力・自己効力、チームワーク・リーダーシップ、大学の学びが社会にどう活きるか、等。** EMS:Excellently Motivated Student ※ 本科目は就業力ディプロマ取得予定者が対象です。
■到達目標
履修者は、個々に「大学で学ぶ意味」と「社会を生き抜く力」を考え意味づける。チームごと、現状の課題を把握・提起し、その解決・達成のための策を練る。プレゼンテーションにおいては、趣旨と姿勢が相手の心に届くスキルを体得する。
■授業の方法
メンバーのコミュニティ・オブ・プラクティス(相互成長の場)をベースにダイアログ(対話)を重視します。テーマに応じてゲスト講師をお招きします。プレゼンテーションスキルのトレーニングは頻繁に取り入れていきます。スタンフォード大学のDスクールのように、時には円になって、時には自由に動きまわりながら議論をしたり、学内施設、PCやタブレット、WebClassをはじめ様々なツールも活用していきます。自由な空間でメンバーが意見を交わし可能性を拡げ、そこから新しいものが生まれる「場」を全員で形成していきます。授業の中でWEBページの立ち上げ、企業との連携(企業人の参加や企業内実践等)、マスメディアパブリシティも検討していきます。 開講前(前期終了時)に事前ガイダンスを行ない、みなさんの要望を授業に反映していきます。他大学にもない新しいスタイルの授業をみなさんが創造し、その成果を学外に発信していきます。
link⇒ キャリアシート①
link⇒ キャリアシート②
■授業計画
1.イントロダクション(学びと実践の整理・意味づけ)
ダイアログ&プレゼンテーション:学びを活かす
2.自身に焦点を当てたキャリア形成
3.組織集団に焦点を当てた組織コミュニケーション
4.社会に焦点を当てた我々若者の在り方
5.課題の洗い出しと絞り込み
レクチャー&エクササイズ:社会を生き抜く人間力
6.キャリア形成における”PDCA”
7.モチベーションコントロール・リーダーシップ
チームプランニング&プレゼンテーション
8.中間発表チーム間進捗共有
9.中間発表・講評
10.中間発表による軌道修正・改善策検討
11.プレゼンテーションのロールプレイング
12.クラス内プレゼンテーションとフィードバック
13.公開プレゼンテーション
フィードバック
14.総まとめ
15.授業の総括
■授業以外の学習(予習・復習等)
ワークシートや実習課題の完成、チームごと企画・発表準備等。社会人との交流、プレゼンテーションの練習、そのほか、クラスメイトと積極的に交流しダイアログ(対話)の場を自らつくること。
■成績評価の基準と方法
1. 授業への参加度(56%),2. 個々の提出物等の実績(19%),3. チームでのプレゼンテーションをはじめ貢献と活動成果(25%),の合計点で評価します。 授業への参加度については,個人・ペア・グループワークにおける能動的態度と協調性,主体的な姿勢を尊重し,評価します。
■教科書
教科書は使用せず,参考資料をその都度配付します。
■履修者への要望
ファイナルプレゼンテーションはもちろん重要ですが、プロセスにも意味があります。大学時代の学びと経験を今後どのように活かし社会に羽ばたくかを追究してください。みなさんはこの科目(EMS認定候補)の1
期生です。授業構成メンバーとしての自覚と当事者意識を持って意欲的に参加することをこの科目の履修条件にします。社会人も頻繁に参加をします。グランドルールを守り、多様性を受容する"ダイバーシティ"なクラスをつくっていきましょう。
■グランドルール
1. 参加者一人ひとりは大切なパートナーです。お互いの尊厳を大切にしましょう。
2. 極力否定語は肯定語に置き換えて表現してみてください。
3. 本来、失敗はありません。あるのは学びです。
4. 考えたこと、感じたこと、やりたいことをまず表現してみましょう。
5. 疑問も大切にしましょう。
6. お互いのオープンなシェアリング(共有化)が新しい観方を拡げます。
7. 知ったプライバシー情報は口外せず、話は心で聴きましょう。
8. みんなの意見を大事にする場をみんなでつくっていきましょう。
■授業スケジュール
Vol. 1 : 9/26 オリエンテーション link⇒
Vol. 2 : 10/3 チームワーク① チーム編成 link⇒
Vol. 3 : 10/10 コンセンサスワーク(体験学習) link⇒
Vol. 4 : 10/17 プレゼンテーショントレーニング
Vol. 5 : 10/24 チームワーク② 課題提起・ワールドカフェ link⇒
Vol. 6 : 11/7 チームワーク③ 課題追究 link⇒
Vol. 7 : 11/14 教育イノベーション
Vol. 8 : 11/21 チームワーク④ 目標設定・行動計画 link⇒
Vol. 9 : 11/28 ビジネスイノベーション
Vol. 10: 12/5 クラス内プレゼンテーション link⇒
Vol. 11: 12/12 クラス内プレゼンフィードバック link⇒
Vol. 12: 12/19 プレゼンテーションリハーサル link⇒
Vol. 13: 1/9 ファイナルプレゼンテーション link⇒
Vol. 14: 1/16 フィードバック・総まとめ link⇒ link⇒エールシート
link⇒ チャレンジ・プログラム報告書
link⇒ 評価委員評価基準
link⇒ 評価委員コメントシート
評価委員:
株式会社TBSラジオ&コミュニケーション取締役須郷信二様
株式会社オレンジ・アンド・パートナーズ プロデューサー 本吉裕之様
本学学長(成城学園学園長)油井雄二
■履修生による「チャレンジプログラム」のテーマ(個々が設定した課題案)
チームΣ:「教育の在り方を考える」
link⇒ ファイナルプレゼンテーションスライド
・大学入試問題からみる、大学が学生に求めるものとは?
・日本の大学入試制度の改善 学びと勉強の定義を拡げたい。
・大学におけるキャリア教育について。この学びが社会にどう活きるか。
・何のための「勉強」か。個の強みを伸ばす学びとは。
・高校までの学びと大学での学びの繋がり 社会が求める力 学びの価値基準
・大学に入るとダメになる? 学びと就活の板挟み 自分にはやりたいことはある。
チームΩ:「グローバル化を掴む」
link⇒ ファイナルプレゼンテーションスライド
・学生が海外に留学する目的をもう一度考える。
・グローバル化による働き方の変化とダイバーシティ。
・海外の恵まれない子どもたちのために我々ができること。
・学びのグローバル化 主体的な学びが活きるしくみとは。
・日本と韓国の関係性 我々大学生同士でできる活動。
チームΘ:「生き抜く・触れ合う・発信する」
link⇒ ファイナルプレゼンテーションスライド
・ワークライフバランスとファイナンシャルプランニングを視野に入れたライフキャリア
・2030年の労働力人口を予測した出生率の改善に我々ができること。
・成城と成城生のブランディング 成城らしさを活かした商品の開発
・食育 健康のために食を見直す 日本食の魅力を発信
・ 「死」とは。生きることは手段か目的か。
・コミュニケーション能力とは。それは学ぶものなのか、培うものなのか。
■ゲストセッション
プレゼンテーショントレーニング
成城学園高等学校 情報科 教諭 河合絢也
10月17日実施
link⇒ メンバーの感想
20分で作成1分でプレゼン
原田⇒ 横江⇒ 白山⇒ 川又⇒ 栗田⇒ 宮川⇒ 渡辺⇒
岡本⇒ 西⇒ 森⇒ 山川⇒ 中台⇒ 加藤⇒ 小瀬⇒ 武田⇒
教育イノベーション(ゲスト講演 公開授業)
京都大学 高等教育研究開発推進センター 教授 飯吉透先生
e-Educationプロジェクト 代表 税所篤快氏
11月14日実施
link⇒ 当日のアジェンダ(配付資料)
link⇒ 飯吉透先生スライド(第1部)
link⇒ 飯吉透先生スライド(第2部)
link⇒ 投射スライド
link⇒ チャレンジャーから飯吉先生と税所さんへ質問
link⇒ チャレンジャーへ当日のファシリテーションのお願い
link⇒ 一般公開広報用ポスター(メディアネットワークセンター)
ビジネスイノベーション(企業訪問 トップインタビュー)
株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント 代表取締役会長 盛田昌夫様
11月28日実施
link⇒ 盛田会長へチャレンジャー訪問のお願い
link⇒ 盛田会長にうかがいたいこと事前提出
link⇒ 訪問当日のアジェンダ
■参考文献
「最高の授業」を、 世界の果てまで届けよう [単行本(ソフトカバー)]
税所篤快 著 飛鳥新社 刊
マッキンゼー流 プレゼンテーションの技術 [単行本]
ジーン・ゼラズニー 著 東洋経済新報社 刊
■他の科目の授業実践WEBページ
link⇒ 「チャレンジ・プログラム」授業概要
link⇒ 《参考》2014年度正課科目「キャリア形成概論Ⅰ」
link⇒ 《参考》2013年度正課科目「キャリア形成概論Ⅰ」
link⇒ 《参考》2012年度正課科目「キャリア形成概論Ⅰ」
link⇒ 《参考》2013年度正課科目「キャリアモデル・ケーススタディ」
link⇒ 《参考》2012年度正課科目「キャリアモデル・ケーススタディ」
link⇒ 《参考》2013年度正課科目「スタート・プログラムⅡ(企業提案)」
link⇒ 《参考》2012年度正課科目「スタート・プログラムⅡ(企業提案)」
link⇒ 《参考》2014年度正課科目「アドバンス・プログラム」
link⇒ 《参考》2013年度正課科目「チャレンジ・プログラム」
link⇒ 《参考》2012年度公開ワークショップ「汽水域」